数年前に一人で札幌へ行った時の話です。2月の上旬に「雪まつり」を見るために行ってきました。そして2日間で札幌を観光することにしました。この年は、例年より寒くて雪像づくりにも何も支障が出ることなく進んだそうで、雪像や作品は本当に人間がつくったとは思えないほど素晴らしいものでした。土曜の昼に一度、雪まつりを見たのですが、夜の雪像もみたくなってホテルから夜の10時過ぎに大通り公園に向かいました。
雪国の夜は、想像していた以上に寒くて東京で愛用していた普通のコートではまったく防寒になってない感じがしました。あわてて近くにあったコンビニで携帯用カイロを4つ買いました。ブーツの中の足先はもう感覚がなくて、北風に吹かれて鼻から鼻水が出ているかどうかもわからない状況になってきました。私はこのときばかりは、本気で遭難者の気持ちの一端に触れたという気がしました。結局、あまりの寒さに目も開けられなくなり、雪像を見る間もなくホテルへ帰るはめになってしまいました。
北海道人は平気で夜でも雪像を眺めて楽しそうでしたが、やはり東京人の私には無理なことでした。天気予報を見てみると、夜はマイナス18℃になっていました・・・。これは鼻からつららが出てきそうな感覚になるのも無理はないなと心の中でつぶやきました。この辛い寒さを乗り切っている札幌人へのご褒美があの夏のさわやかさなのだろうと私は思っています。
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